コーヒー生産の最北限地、沖縄。古くは明治時代からコーヒー栽培が行われ、県内には約30以上のコーヒー農家があります。
そんな沖縄で上質な一風変わったコーヒーがいただけるのが「珈琲専科 LOOP（ループ）」さん。
お店のエリアは、近くに「珈琲専門店 原点」さんがあったり、コーヒー豆専門販売店があったりと、コーヒーベルトに位置する沖縄らしさを感じられる場所です。

コーヒーの香りが漂い、広々として落ち着いた店内は、ゆったりとした時間が流れ、寛ぎの空間。
また、アフリカや南米の焙煎珈琲豆の販売や、ギャラリースペースが設けられていて、店主のご夫婦が選ばれた作家さんの器や雑貨の展示があり、お気に入りの品を購入することもできます。

この日いただいたコーヒーは、スペシャリティコーヒーの「Ｋブレンド」と、エスプレッソにジャスミンティーを合わせた「エアロカーノ・ジャスミン」。
Ｋブレンドはさっぱりとして香りが立ち、ほのかな甘みが特徴の一杯。そしてエアロカーノは、ライムやジャスミンの風味がとても爽やかで、すっきりした甘みのユニークなアレンジコーヒー。

コーヒーと一緒に、ケーキメニューから「巨峰のタルト」と「洋梨の焼きタルト」をいただきましたが、店主の奥様は東京で大手企業が経営するカフェでお菓子づくりをされていた経験があるそうで、どちらのケーキも上品な甘さがコーヒーとよく合い、とても美味しかったです。

あとでお店について調べてみると、店主のご主人はスペシャリティコーヒーに特別な思いがあることがわかりました。

”Seed to Cup（種から１杯まで）”と表現されるように、生産段階から品質管理をきちんとしている高品質なものだけがスペシャリティコーヒーと呼ばれるそうなのですが、店主はそこに「共生」を感じていると言います。
それはいかに安く、たくさん生産するかという競争の世界ではなく、生産者をリスペクトし、共に幸せに生きる「共生」の世界。この思いを知り、このお店をみなさまに紹介したいと思いました。

共生の心”ゆいまーる”の沖縄。その心があふれる珈琲専科LOOPさんで、ぜひ美味しいコーヒーに癒されてください。